夢十夜
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次回の月刊「到知」のイラストです。これは、夏目漱石の「夢十夜」がペースとなっています。夢の中で、運慶が護国寺の山門の前で仁王像を彫っているという話から、人は生涯をかけて「生きる意味」を探して行くということを伝えているエッセイです。

あ〜、またしても難しい。運慶や仁王像について調べたりしていると、修復の動画があったり、なかなか面白かったです。

結局、最近私がはまっている曼荼羅の図の上に木の幹を置き、そこに仁王像が見え隠れしているような図になりました。仁王像をはっきりさせたくないので、その辺が難しかったなあ。

これは、前回のイラスト。

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随分、雰囲気が違いますが、これはフランシス・ジャムというフランスの詩人の「2つの嘆き」という詩がテーマです。

私はお前に叫んで言った
「自分の草鞋(わらじ)より他には曳きずっていくべき何物をも持たないあの男は幸福だ!」と

それなのにその男は思っている。
「よしそれが涙にひたしたパンであっても家族と一緒に食べるんだったらさぞ美味かろう」と。


この詩、わかるなあと思いました。自分の状況は何となく不満で、人の人生の方がよく見えることがあります。でも、今の自分の状況のないものを嘆くのではなくあるものを喜ぶ、ということですね。
ベタですが、コップの水の喩えを描きました。

さて、私はこの後、3月8日(木)から13日(火)まで開催される八王子画廊散歩に油彩を2点出します。ぎゃらりーロアの予定です。お近くの方はどうぞ。


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by *mino* | by sakuradome | 2012-03-05 21:54 | ペン画
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